【速報】スプラトゥーンに新展開、スピンオフ作品とスプラトゥーン3に関する大幅アップデート情報が公式発表

ゲーム
スプラトゥーンシリーズ初のスピンオフ作品「スプラトゥーンレイダース」

2025年6月10日夜、任天堂株式会社公式YouTubeチャンネルにおいて、同社が開発・販売する「スプラトゥーンシリーズ」のスピンオフ作品の開発が動画内で発表された。なお、動画内で「スプラトゥーン3」のアップデートについても実施されることも併せて紹介された。「スプラトゥーンシリーズ」のファンはSNSでこのサプライズ発表を好意的な反応を寄せている。

任天堂公式YouTubeチャンネルより

「スプラトゥーンレイダース」の発表

発表は突然であった。2025年6月10日夜、突然の情報だ。任天堂株式会社の公式YouTubeチャンネルとスプラトゥーン公式Xが情報を更新した。

なんとシリーズ初となるスピンオフ作品である「スプラトゥーンレイダース」が発表された。「スプラトゥーンレイダース」は6月10日時点での発表によるとNintendo Switch 2専用ソフトのようである。作品の詳細についてはまだ不明であるものの、ゲーム映像も惜しみなく動画には利用されており、スピンオフ作品としての期待感が高まっている。

プロモーション映像によると「ウズシオ諸島」という場所を舞台に新たな主人公「メカニック」が『すりみ連合』とともに冒険を繰り広げるようだ。

『すりみ連合』とは「スプラトゥーン3」登場した3人ユニットで「スプラトゥーン」における『シオカラーズ』、「スプラトゥーン2」における『テンタクルズ』のような存在でシリーズの初の3人ユニットである。

言わばゲームの案内役と言える存在であるが『すりみ連合』が冒険の主人公とのパートナー構造になっていることは注目できそうだ。

6月10日時点では鋭意開発中とのことであるため、今後もBunkaCast編集部では継続的に情報をキャッチアップしていく。

「スプラトゥーン3」のアップデートも決定

2025年6月12日に任天堂が「スプラトゥーン3」のアップデートを配布することを同動画内で併せて報告した。このアップデートには新しいブキセットが追加されるようである。

このブキセットはバンカラコレクションとして「バラズシ」シリーズ、「シチリン」シリーズとして既存のブキとサブウェポンとスペシャルウェポンを組み合わせるもののようだが、なんとその種類は30種類になるようである。

これはすでに販売から約3年が経過した同作品が今後もメインシリーズ作品として主力となり続けるのかどうか気になるところである。

つまり、今回のアップデートがシリーズファンへのサービスであり、実際には「スプラトゥーン4」の発売が近づいているのか、もしくはスピンオフ作品である「スプラトゥーンレイダース」や既存の「スプラトゥーン3」を今しばらくつなぎの商品として位置づけるのかどうか、専門家やファンの間でも議論が分かれそうだ。

しかも、なんと今回の「スプラトゥーン3」のアップデートにはブキの追加にとどまらず初代スプラトゥーンに登場したステージ『デカライン高架下』が追加されることや、ゲームシステムに新要素が追加されるなど極めて充実したアップデート内容であることはファンからの反響が大きくなりそうである。

任天堂公式YouTube動画より引用

さらにはNintendo Switch 2の発売後、若干の不具合が発生していたようであるが、Nintendo Switch 2の本体発売からわずか一週間程度で不具合の調整すら対応しているのは非常にユーザーに寄り添った任天堂らしい対応であると考えられる。

なお、本記事で取り扱う「スプラトゥーン3」のアップデートは無料であり、Ver.10.0.0と任天堂は紹介している。

今回のアップデートが意味すること

6月10日に発表された突然の「スプラトゥーンシリーズ」に関する情報が意味することはBunkaCast編集部としてはいくつかの要素があると考え、掘り下げる追跡記事を掲載したいと考えている。

しかし、速報としてお届けするには以下のようなことが挙げられ、速報だからこそ触れるべきであろう。

任天堂公式Webサイトに「スプラトゥーンレイダース」の紹介がない点

今回のYouTubeと公式Xでの発表に伴い、編集部では任天堂公式商品ページを探すために閲覧したが6月10日22:30閲覧時点では「スプラトゥーンレイダース」の商品公式ページはまだ存在していないようであった。

任天堂公式Webサイトより引用(編集部が独自にスクリーンショットを撮影、6月10日22:30ころ)

このことが意味することは任天堂が非常に限られた人員にしか「スプラトゥーンレイダース」の情報を公開していない可能性である。

Nintendo Switch 2の情報も事前にリークなどはごくわずかな、それもリークと言っても実際には信憑性の疑わしいようなものしか囁かれていなかった。当然Nintendo Switchそのものの発売が2017年であり、発売から相当の年数が経過していることから後継機の話題は尽きなかった。しかし、重大な、致命的なリークは一切なかった。

そして今年に入り突然のNintendo Switch 2の発表と駆け足での発売だった。これが意味することはNintendo Switch 2の情報が非常に限られた人員や外部のゲームスタジオ以外には公開されておらず、厳格な情報守秘体制がとられていたことだろう。

無論、自社の情報をうかつにリークされないことは現代のビジネス、特に任天堂のような知的財産を扱う企業にとって極めて重要かつ必要不可欠であることは明らかであるが、情報に携わる人数が増えれば少しの情報の漏れなどはあり得るものだ。

しかし、Nintendo Switch 2や今回の「スプラトゥーンレイダース」に関しては一切そのような情報が聞こえることはなかった。

多くのユーザーは「スプラトゥーン3」の無料アップデートが行われることすら驚いたことであろう。

それほどまでに現在の任天堂が自社の情報を守ることに熱心になっている。これはユーザーからすると情報が早くほしいという気持ちを招くことになるが、逆にユーザーを守ることにもつながる。

なぜなら情報がリークされてしまえば知的財産の観点から競合他社が任天堂の権利の侵害をしてしまう可能性があるからだ。これにより、任天堂が本来ユーザーとの対話のために割くことのできる企業リソースを別のことに割かざるを得なくなる。実は企業のガバナンスの問題とはユーザーの満足感につながるのである。この点はBunkaCastが文化やIP(知的財産)へ向き合う姿勢として明確に読者の皆様に表明したいことでもある。

主力コンテンツが未発表である点

Nintendo Switch 2についてさらに気になることがある。察しの良い読者の皆様であればすでにお気づきであろうが、任天堂が誇る主力IPコンテンツの多くの情報がまだ未公開なのである。

「マリオ」、「ゼルダの伝説」、「どうぶつの森」、「ポケットモンスター(※)」などのコンテンツはNintendo Switch 2ではどうなっているのだろうか。

※「ポケットモンスター」は厳密には任天堂・ゲームフリーク・クリーチャーズの3社が共同で設立された株式会社ポケモンが一元管理している。

Nintendo Switch 2のローンチタイトルとして「マリオカートワールド」が発売されたが、「マリオカート」シリーズは同作の発売まではWiiUの「マリオカート8」が実質的な最新作であり、Nintendo Switchで発売された「マリオカート8DX」はゲームシステムの修正やコースのDLCコンテンツ販売による追加が主な対応であった。そのためかなりの年数動きのなかった作品でもある。

一方で同じマリオでも「スーパーマリオシリーズ」などの情報は不気味なほど聞こえてこない。

これは多くのユーザーや市場関係者の期待感を高めているとも言えるが、大きなハードルにつながる可能性は否定できない。だが、過去の実績から任天堂がハードルに押しつぶされる企業ではないことはすでに十分に証明済みである。

いずれにしてもBunkaCast編集部もユーザーとして今後の任天堂からの情報発信に期待したいところだ。

今後もBunkaCast編集部では任天堂公式の情報をもとに独自の掘り下げを行う。

※本記事の情報は2025年6月10日時点で公開された公式の情報に基づき、編集部が執筆したものです。
※記事のサムネイル画像はスプラトゥーン公式Xより引用。

タイトルとURLをコピーしました